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なぜYouTuberとして活動しているのか

 スーツ本人はYouTuberとされる人物群の動画を鑑賞する習慣を持っていない。むしろ好かない傾向にある。しかし、2017年3月4日から同年6月25日にかけて実施した、日本の鉄道史上最長となる乗車券を利用しての「最長往復切符の旅」の実現資金入手のため、活動を開始した。YouTubeという媒体を選択したのは、中学、高校での経験から、熱狂的なファンを獲得しやすい体質(すなわち、特定の種類の人物に対しカリスマ)であることを自覚していたからである。現在も「スーツ信者」なる言葉が自然発生し、私や彼らをよく思わない人が揶揄に使うのみならず、熱狂的な視聴者自信が信者を自称するほどであるから、これは客観的に全く正当な評価であった。この旅行は人生の目標として達成を目指していたものであったが、その終了後、道中に得た教訓から、旅行することを生業とすることが可能であることを確信し「2度目の最長往復切符の旅」を実施。狙い通りこの旅行を黒字で終了した

最長往復切符とは何か?

​JRで買える「きっぷ」のうち、1枚で最も長い距離を乗れるのが「最長往復切符」である。「最長往復切符ください」と言って買うものではない。
まず、根本的なルールを説明する。駅でボタンを押して買うような切符は「乗車券」という種類のもので、乗車券は追加料金の不要な普通列車に乗車するために必要な最低限の切符である。東京から大阪まで行くには新幹線を利用するのが普通だが、そうではなく普通の電車を乗り継いで(通常の4倍、10時間ぐらいかかる)行くこともできる。後者の場合、新幹線に乗るための追加料金切符「特急券」は不要であるが、「乗車券」は必要となる。「東京から大阪までJRの新幹線で行く」という言葉をJRの制度的に分割すると「東京から大阪まで行く」「新幹線で行く」の2つになるが、「東京から大阪まで行く」のに必要なのが「乗車券」「新幹線で行く」に必要となるのが「特急券」である。どのような場合でも「乗車券」が必要となり、最長往復切符もその中の一つであることが分かったと思う。

 続いて、JRの切符は好きなルートを自分で設計する、セミ・オーダーメイド方式になっていることも重要であるから説明しなければならない。東京から大阪まで、JRで行くとき、100人中99人ぐらいは東海道新幹線という圧倒的最速ルートを利用する。しかし、大阪までのルートはいくらでもある。その経路の選択は、実は自由にできる。例えば、東京から金沢まで、北陸新幹線で行き、金沢から北陸線の特急「サンダーバード」を利用してもよい。そして、JRの運賃は、どこの駅まで乗るかではなく、どれだけの距離を乗るかによって決定される。即ち、「東京発新大阪行きの乗車券」を購入すればあらゆるルートによって新大阪へ行くことが許されるということにはならない。「東京発、東海道新幹線経由、新大阪行き」という乗車券の値段と「東京発、北陸新幹線・北陸本線・湖西線・東海道本線経由(上で説明した北陸新幹線とサンダーバードを利用する場合このような名前の路線を通ることになる)」という乗車券の値段は当然違う。タクシーの運賃加算と同じ感覚で理解してほしい。

 (余談)このような迂回ルートは馬鹿げているように感じるかもしれない。しかし、多くの人は知らないのだが、JRには「途中下車」という制度がある。乗車券に記された目的地の手前の駅でいったん下車することができるのである。つまり、東京発新大阪行きの乗車券を持っている乗客はいったん名古屋で下車できる。通常、東京→大阪の乗車券は3日間有効であるから、1日目に名古屋で下車、2泊して新大阪で下車という使い方も可能。東京→名古屋、名古屋→大阪と乗車券を購入するよりも割安になる。これは「遠距離逓減制」というJRの運賃計算の基本原則によるもので、乗車券の距離が長くなればなるほど、1キロあたりの運賃が安くなるというものである。途中下車は魅力的で便利な性能であるが、認知度は極めて低い。それは100.1キロ未満の長さの乗車券を使用している乗客の途中下車が例外的に禁じられているからである。ただし、現代では多くの乗客は短距離利用客となっているから、例外が圧倒的多数であり、途中下車という習慣もない。この説明を理解すれば『ぶらり途中下車の旅』というテレビ番組の題名は『ぶらり区間乗車の旅』等に改めるべきであることが同時に理解できる。各回の小旅行で、その始点と終点の間に100キロを超える距離があることはほとんどない。最長往復切符は、この「途中下車」を最も多く実施しうる切符である。

 

 乗車券の発売条件

JRの乗車券を購入する際、①自分の決めた好きなルートを選択できる②その途中に好きな駅で改札を出ることができる ことを上に述べた。しかし際限なく好みの経路の乗車券が発売されるわけではない。一定の制限がある。

 まず、通常の片道乗車券の経路は環状線一周を超えてはならない。ルートを文字に見立てると、「ゐ」の字型のように、すでに経由した駅を再度経由するような道順をたどることはできない。この場合、一度経由した駅に再度達した時点で計算を打ち切る。(駅名が分かる人に向けた具体例:渋谷ー品川ー東京-秋葉原ー田端ー新宿ー秋葉原ー千葉」という乗車券は購入不可。秋葉原駅を2回経由しているため、2度目の秋葉原で打ち切る。渋谷→秋葉原(品川・東京・秋葉原・田端・新宿・秋葉原経由)という乗車券を購入することになる。)しばしば「同じ駅を2度通ってはいけない」と説明されることがあるが、これは不正確である。正確には、「同じ駅を2度通った場合、それより先には進めない」という表現をするべきである。「ゐ」の字型経路で利用することはできないが、「6」の字型経路は可能である。また、始発駅に戻る「0」の字型経路も「6」の字型の一種であり、購入可能である。

​最長片道切符

 この条件に従って、”出発駅・到着駅はどこだって構わないから、とにかく一番長い一筆書きの切符を買いたい”という変わった人たちが登場した。1961年、東大旅行研究会に所属していた4名の方々である。彼らが、最長片道切符に近いものを購入し、旅行した最初の日本人となった。長い距離の切符を買えばいいといっても「一番」となると大変な話である。東京から大阪へ、最も遠回りして行く切符を買うというだけでも一大事となる。一筆書きである限り、どのようなルートも許容される。すなわち、東京から青森に北上した後、日本海に沿って山口県まで向かい、紀伊半島を回ってから大阪へ行ってもよい。これはかなりの遠回りには違いないが、一番の遠回りがこのルートであるという確証は全くない。路線図は網の目の形をしている。無数の候補ルートが存在する。生身の人間にはおよそ不可能な作業である。しかも、東京→大阪の遠回りルートを見つけるだけでも困難であるのに、出発駅も到着駅も自分で探索するのだからいかに途方もないかお分かりいただけるだろう。生身の人間でも全てのルート候補の組み合わせを列挙し、片端からつぶしていけば、理論上最長ルートを手動で導き出すことはできる。ただし、人の一生を遥かに超える膨大な時間を要することになるので、機械の体を貰うために、最長片道切符より先に999号の旅をする必要がありそうだ。(わからない人のために補足しておくと、松本零士作のSF漫画の話で、999号に乗ってアンドロメダまで行くと、無限に生きられる機械の体がもらえるのである)実際には、無限に生きられたとしてもそれより早くJRの路線図の形が変わってしまうだろう。

勘や数学のテクニックを頼りに最長片道切符ルートは割り出されてきたが、これが最長という保証はどこにもなく、しばしば誤った情報も出回った。東大旅行研究会のメンバーも、実は最長ではない切符を購入してしまったし、私スーツも1度目の最長往復切符の発行時、計算を誤って100キロほど短い距離にしてしまった。(これは、私がバカなだけである)この長年の重大な問題に対して、決定的な解決策を打ち出したのが、東京大学院生(当時)の葛西隆也氏で、私は全く面識などないが、彼のホームページに大変お世話になった。簡単に言うと、彼は整数計画法という数学的な保証付きの方法で最長片道切符の経路導出に成功した。その後、多方面からの募金を得て実際に旅行している。(PROJECT LOPが計画の正式名称)

その方法を使って私も独自に最長往復切符のルートを求めることになったが、数学が著しく不得意(センター試験の過去問で4点をとったことがある)私には到底不可能なので、横浜国立大学で開講されている「経営科学総論」を履修し、准教授をお務めの成島康史先生から個人的にもご指導をいただき、辛くも最長往復切符のルートを導出した。(これが誤っていたことも、2度目の最長往復切符の旅をしたきっかけである)

 最長往復切符

既にお気づきと思うが、最長片道切符と最長往復切符は異なる。テレビ番組等で1枚の乗車券として最も長い距離を乗ることができるとされた「最長片道切符」であるが、実は根本的に誤っている。JRの乗車券は「片道」「往復」「連続」があるので、1枚の切符で最長となるのは往復乗車券の場合なのである。みどりの窓口で往復乗車券を購入すると、ゆき券、かえり券の2枚に分かれるが、これは便宜上の理由で、実際には2枚の紙が1枚の切符として扱われている。最長片道切符のような複雑な経路、長距離の乗車券になると、機械発券は不可能となる。そして、より原始的な形の乗車券として発券される。すなわち、行きも帰りも同じ1枚の紙を使うことになる。ならば、行きだけの片道切符よりも、帰りも存在し、ほぼ2倍の距離を乗ることができる往復切符こそ、最も長い1枚の切符であるはずだ。過去に誰かがこの乗車券を購入し、旅行したという記録はない。なお、往復乗車券の場合は「6」の字型ルートを利用することはできない。ゆきが「6」の場合、帰りは0を描いた時点で同じ駅を2度通ったことになり、計算が打ち切られるからだ。結果的に、もともと「6」字型をしていた最長片道ルートの最後の末端部、1駅間のみをルートから外して「一」の字型ルートに造り替えることになった。かくして「肥前白石→稚内」「大町→稚内」「稚内→肥前白石」「稚内→大町」の4種類の最長往復ルートが確定した。総延長22,000キロ、有効日数114日の史上最長の乗車券である。最長往復ルートが4つもできたのは偶然である。「東京~大阪」の往復乗車券を買う場合、通常(つまり「一」字型ルートで)東京から大阪へ往復する場合も、大阪から東京へ往復する場合も、距離や運賃に違いはない。だから、2つルートが存在するのは当然である。行きと帰りの順序が違うだけだ。ところが、最長往復切符のもとになった最長片道切符には、最後に選択の余地があった。「6」の丸い部分を右回りするか、左回りするかである。これはどちらでもよかった。往復切符の場合は、100メートルでも長い距離を採用したいので、「6」の交差部分から最も近い駅までの区間を特定し、そこだけを消しゴムで消すようにしてルートが完成する。しかし面白いことに「6」の交差点(肥前山口駅)右側にある駅(肥前白石)も下側にある駅(大町)も、肥前山口から同じだけ離れていた。全く同じ距離であった。したがって、消しゴムで消されるのは

①「肥前山口ー肥前白石」→ゴール/スタートは肥前白石

②「肥前山口ー大町」→ゴール/スタートは大町

のどちらか好きなほうでよいということになる。旅行者は好きなほうを選択できる。

スーツ・学生服(冬のみ見られる)を着ている理由は?

 金がなかったから。大学入学当初、極端に手持ちの金が少ない状態で新生活を始めた。高校生時代は常にアルバイト先の制服、もしくは高校の制服を着用して生活していたので服装に困ることはなかったが、大学生になると高校の制服を着るわけにはいかないし、アルバイトを辞めた際に制服は返却してしまった。もはや使用可能な服は、入学式用に家族の指令で購入したスーツしか残されていなかった。そして入学式の翌日からも引き続きスーツでの通学を続けている。現在は服を買う金に困ってはいないが、もともと服装に関心がなく、金がないなりに工夫して生活し、財産を蓄えた時代を永久に記憶するため、継続して使用している。しかし、実は非常時用に私服が用意されていないわけでもない。稀に大おじさんに貰ったシャツ姿や下着姿、浴衣姿で登場する。また、早稲田大学に在籍(当時)していた知人からボタンと上物学生服一式を譲り受け、極寒地仕様の服装として主に冬季に使用している。

 ​また、高校時代に忘れ物を頻発したため、毎日ポケットを備えた同じ服装での外出はその予防に効果的であることを自然と発見した。これもスーツを着用している重要な理由である。ポケットによる忘れ物対策として夏場でも上着を着用する場合がある。

早口で話す理由は?

 詳細は説明しないが、長い動画を視聴者により長く視聴させることが増収に直結する。そのためには途中で動画に飽きられないために展開を早くすることが重要である。動画の編集によって展開を早くするYouTuberは見られるが、私は偶々早口で喋ることにたけていたため、編集の必要がないよう落語家のような矢継ぎ早の話し方を選んだ。背広(スーツ)チャンネルでは一切動画編集がなされていないが、これによって10分の動画を10分で完成させることが可能となり、極めて効率的である。ヒカキンが15分の動画に10時間以上の編集時間を充てたと発言した例があったが、スーツの場合15分の動画が15分で完成するので、ヒカキンの40倍の速度で動画投稿が可能

旅行に行く資金をどこから獲得しているのか

 根本的に、旅行に行くために資金を集めるという概念は当チャンネルにはない。すべての旅行は基本的に黒字であり、旅費を経費として収益を得るのが当チャンネルの基本方針である。各旅行先では、紹介する土地や会社の提供するサービスと利益を共有できるよう十分注意しているが、以前は酷く辛口のコメントもあった。万が一「スーツのみが利益を得、動画での紹介対象となっている主体が著しく不利益を被っている」という例があればご忠告を賜りたい。

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